第3回勉強会「むらログ日本語教師の仕事術」
日時: 2011年12月26日(月)18:30~20:30
会場: 札幌エルプラザ4階大研修室(札幌市北区北8西3)
講師: 村上吉文氏(国際交流基金カイロ日本文化センター日本語アドバイザー)
参加者数: 25名(会員20名、非会員5名)
毎日の授業に役立つパソコンやフリーソフトを使った実践的な授業準備技術満載の「むらログ」(http://mongolia.seesaa.net/)で有名な村上先生をお迎えしての勉強会でした。
パソコンやソフトの知識を増やせたことはもちろんですが、何より、ちょっとの工夫で毎日の授業が見違えるように変わるということに気がつかせていただいたという点でとても有意義な2 時間でした。
(研修事業担当 平田未季)
【アンケート】
日本語教育歴: 未経験2名、3年未満5名、3~5年3名、
6~10年2名、11年~15年2名、16年以上2名
所属機関: 窓2名、IAY2名、北大留学生センター2名、
北大1名、大学(大学名未記入)1名、なし2名
年齢: 20代2名、30代3名、40代6名、50代3名、60代以上3名
ネットワーク会員種別: 会員13名、非会員4名
【1】.今回の研修会はいかがでしたか。
・内容はとてもおもしろかった。PC はあまり使っていなかったのでびっくりさせられた。
・初めて参加させて頂きました。今後日本語教育の実践に携わっていきたいと思っておりましたので、とてもためになりました。ありがとうございました。
・Excel を駆使して色々なことができることがわかりました。とても勉強になりました。
・すぐ授業に活かせるような内容ですごくよかった。
・2 時間あっという間でした!もう少し広くても、とも思いましたが、一体感があってよかったです。
・大変為になる研究会でした。目からうろこ。
・実際に使えるアイディアを教えていただけたので大変勉強になった。全てよかった。
・むらログは知っていましたが、あらためてその活用法を聞くことができてよかったです。Excelのランダム関数はとても役に立ちそうです。
【2】.今後、どのような研修会をご希望になりますか。
・いろいろな講師の方のお話を聞けるのはうれしいです。また日本語の広がりが感じられる講演が聞きたいです。
・今回のように実際の授業準備に役立つ内容がいいと思います。
・よく学生から文法の質問を受けますがきちんと答えられないことが多いので、文法学習会を希望します!!!
・教室型だけでなく、プライベートレッスンに関する研修会・勉強会も希望します。
・テスト作成と評価について勉強したいです。
・今日のような仕事術的なお話もおもしろいですね。みんながどうやって「手抜き」をしているのが、お知恵を聞きたいです!
・中級向けの教材など。
・中級、上級学習者の指導法、音声指導法
・教授法(2名) 、直接法についての研修会
・新しい教科書を使った教え方、授業のアイディア
・比較言語学(以前、飯嶋先生の中国語があったので、次回は英語、スペイン語、韓国語などがあればいい)
・(今回のような)日本語教育基礎になるような勉強会もいい。また続きも聞きたい。
・公的機関、NPO、NGO などを通して海外に派遣されたり、国内のそのような機関で働いている方のお話を聞いてみたい。
【3】.その他、研修会・勉強会・ワークショップについてご意見・ご希望など
・準備など一人でやっていると、はたしてこれが最善の策か?といつも疑問、不安を抱きながらやっています。このような勉強会で情報を共有したり、他の先生のお話を伺ってよりよい授業をしたいです。
・大人数(60名)の授業の仕方を勉強したいです。
・実際に教室活動で使えるものを学べたら嬉しいです。
・ホームページに受講料の有無が記載されているとありがたい(非会員)
【感想文 伊藤早苗】
村上先生にエクセルの使い方をたくさん教えていただいて、とても得したような気がしました。今まで、エクセルは表計算とグラフ作成ぐらいしか使っていなかったので、こんなにたくさんの使い方があったことに驚きました。研修会で教えていただいたのは、フラッシュカード、ロールカード、タスクシート作成などでした。「ランダム数字を示す関数」や「ふりがなを示す関数」などの使用により、データを一度入力しておけば、いろんなバリエーションの教材が一瞬でできるのです。データの加工ができるので、パワーポイントよりも教材作成に向いているとのご教示には心から納得です。私にはこれ以上の説明はうまくできませんので、当日参加されなかった方は村上先生のブログ「むらログ」(http://mongolia.seesaa.net/article/238447315.html)で詳細をご覧ください。教材のダウンロードもできます。便利な関数は教材のひな型に含まれています。それから、隣の席になった方にマイクロソフトIME を使って中国語入力をする方法を教えてもらいました。その方のパソコンを覗くと、中国で教えていて帰ってきたばかりということで、漢字シートに中国語訳を素早く入力していたのでつい気になってしまったのです。
私もお返しに、エクセルで成績処理するのに使えるイフ関数とか、ワード文書にグラフを挿入する方法とか、少しワザを披露しました。ワードやエクセルという一般的なコンピュータソフトであっても、人によって使い方は様々であり、もっともっと便利に使えるということがとても勉強になった研修会でした。
以上